簡易訴訟する話 3 -訴えの提起-

前回の続き
太陽がジリジリと照りつけうだるような暑さの午後、私は霞ヶ関にいた、訴訟を起こす為東京簡易裁判所に来たのだ。入り口は荷物チェックがあり空港の保安検査のようだ…

前回送った内容証明郵便は不在ということで帰ってきた、送付先の住所は見積書に記載された相手の住所なのだが、内容証明郵便は受取人が留守などでいない場合はポストに不在票が投函され、その不在通知に対し何の対応もなく保管期限を過ぎると差出人に変換されるようだ。

そうなるとこの住所が出鱈目な可能性も否定できないが、おそらく最初から逃げるつもりではなかったと思うので、ここで相手が何らかの活動はしているはずである。
非常にめんどくさいのだが実際に現地までリサーチに行ってきた(被害額のたかが知れているのでその時間で仕事をしている方が賢いけど…)
住所の場所に行ってみると建坪15坪くらいか、2階建ての店舗・工場のような建物があるものの、窓や玄関扉のガラス部分は半透明のビニールシートが裏から目張りされており中は見えない、見た感じ人が住んだり何かしているような気配はない。
ドアを叩いてみるもドンドンと音がするだけで誰も出てくる気配はない。
しかし調査すると電気メーターは回っている、近所のお店に聞き込みをすると車の出入りはあるという。そしてポストは誰でも触れるようになっており中を除くとチラシ等は入っていない、おかしい….本来なら私が送付した内容証明の不在票があるはずである。
もしかすると管理している人間がいて定期的に中を確認しているのかもしれないが他に相手の形跡を発見した!敷地の隅っこに古びた雑誌が捨てられていたのだ、それは輸入雑誌でビンテージフラットトラック系の雑誌だった、その辺の本屋では絶対手に入らないものなのでやつはここに居る、と確信した。
(居たという過去形なのかもしれないが….)

今度は内容証明をコピーして普通郵便で送ってみたが当然何の反応もなかった、訴訟前にすることはこれで全てなのでいよいよ訴訟である。

まず訴状の作成だが、裁判所のHPにテンプレートがいくつかあるのだが、着手金の変換となると近しいものがない、電話で問い合わせてみると、裁判所で書き方を教えてくれるとのことだった、どのみち訴えの提起の為行かなくてはならないのだ。

初めての裁判所の中は古い役所、といった雰囲気で取り立てて特筆すべことはないが何かしら独特のものを感じた、携帯のキャリアが楽天の場合はちょっと電波が悪い。
受付票をとり、係員の方が訴状の作り方を教えてくれる、非常に丁寧な方だった
訴状は修正できるように鉛筆で書いて提出の後チェックされ修正したものを
2枚コピーをとりそれぞれを正副として提出するが裁判所ではコピーができずB1Fのファミリーマートに行かなければならない。

一緒に提出する証拠も一部しかなかったのでここでコピーしたのだが、コンビニのコピー機はADFがないので非常にめんどくさい。
提出した証拠は相手の作成した見積もり、着手金振込みの控え、内容証明のコピー、相手とのメールのやり取りのコピーだ。

地下には食堂もあった

結構うまそうだ

提出の際には収入印紙1000円、郵便切手が5200円!合計6200円が必要だった。
こちらもB1Fのファミリーマートで買うように案内を受ける。
50,000の訴えに対し一割を超えているはアホらしいが仕方ない。
そして6Fで上記を提出すれば、訴えの提起は完了、受付票というものがもらえ終了だ、要した時間は1時間30分くらいだろうか。
このあとしばらくすると電話にて担当の書記官から裁判(口頭弁論)の日付を通達され問題なければ、原告である私と被告に対し期日呼び出し状というものが発送さる、その紙の下の方に期日請書というものがあるのでそこに記名、捺印して郵送またはFAXで裁判所に返信すればあとはいよいよ裁判となる

問題は内容証明の時と同じく書留(?)で発送されるのでまた不在となると非常に面倒な事になりそうだ
続く


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