• ルイスレザーとアディクトクローズ

    海辺を歩いていると役目を終えた海の家が静かに佇んでいる、日が落ちるのも早くなってきてそろそろ夏も終わりといったところ、この季節になると無性に欲しくなる服がある、それは男の一張羅、革ジャンこと革のジャンパーだ。

    私の好みはいわゆるすっきりとしたイングランド-ロンドンタイプの革ジャン、いわゆるロンジャンだ、そしてロンジャンといわば昨今はファッション業界にも人気のようだがやはりルイスレザーである。
    私が学生の頃はパンクギアの666が輸入代理店で10万ちょっとで買えたのだが当時の私にとっては大金でありとても手が出なかった思い出が懐かしい。
    ルイスレザー以外のロンジャンとして他に良さそうなのに、アディクトクローズというメーカーのものがあり、ルイスレザーの、ライトニング、サイクロンといった主要モデルとほぼ同じ形のもが存在する。


    ネットで見る感じだとこちらは革質が非常に良くディティールも凝っておりすごく良さそうだ、お店にはビンテージの英国製のオートバイがならんでおり雰囲気も良い、これは行くしかないと思いそれぞれ実店舗に行ってきた。

    私が欲しいのはルイスレザーのサイクロンというモデルだ、アディクトクローズにも同じモデルのものがある。
    最初に筆者のスペックだが180cm 70Kg 手足は細長く若干やせ形なのだがお腹が出ており結構ウエストがある、おじいちゃん体型だ。かなりのなで肩なので

    Schott等のエポレットがあるタイプは絶望的に似合わない。

    まずはルイスレザー、原宿の喧騒の中、直営店に到着、レギュラーフィットだと40、タイトフィットだと42がサイズ的には合っていたが私にはタイトフィットの42がジャストフィットだった、40のレギュラーフィットは私の場合は肩が若干落ちてしまうがタイトフィット42だと肩のラインが丁度良くかつパーカーを中に来ても窮屈さがあまりない(裏地が薄いブラックナイロンというのもあるかもしれない)着丈も短めで私好みだ、袖丈がかなり長めなのでオートバイに乗る時にはちょうどいい、そして9月から1割ほどまた値上げするとスタッフが言う、買うなら今である!このまま買ってしまおうかと思ったがアディクトクローズを見てからにする。

    四谷駅から数分歩くとアディクトクローズはあり、周りの雰囲気は非常に落ち着いており、騒がしい原宿のルイスレザーとは対照的だ、店舗のデザインもすっきりしており、ショップサインはベロセット(?)のタンクに入っている!いい感じだ。

    サイクロンタイプはアディクトクローズでは「AD-03 BRITISH ASYMMETRY JACKET」というモデルになる、こちらはタイトフィットはなくサイズは40がジャストだった、ルイスレザーとの比較だが、どちらもホースハイドの場合で、
    革質はアディクトクローズの方がしっかりしており明らかに良い(何を持って良いと思うかは人それぞれだが)、ルイスレザーの革もいいのだがなんとなく
    Dr Martinのガラスレザーっぽい雰囲気があるのだがアディクトクローズの方は本当のTheレザー(どちらも本革なのだが..)といった無骨な表情でさらに経年変化が楽しめそうだ。
    細部のディティールの違いは、ルイスもジッパーはシルバーだが、アディクトクローズの方は艶のないシルバーなこととジップテープが茶色を選択した場合アディクトクローズの方が色が濃い。(オーダーすれば別かもしれませんが)
    私はアディクトクローズの方がビンテージ感があり好きだ。
    また内ポケットがルイスレザーはオプションでついておらず必要な場合はオーダーしなければならない、現状納期は1年とのこと。
    アディクトクローズは標準でついているので圧倒的にこちらの方が良い。

    またアディクトクローズの店員さんは非常に話しやすく雰囲気が良かった。

    ただサイジングに関してはタイトフィットモデルのあるルイスレザーの方が私にはフィットしている。
    アディクトクローズは肩幅で合わせると38が好みのフィットなのだが他がタイトすぎて身動きが非常にきつい(インナーがTシャツのみならアリかも)、40だと動きは問題ないが肩幅と身幅に余裕があり、着丈も私の好みとしては長すぎる。
    ルイスレザーのタイトフィットは肩幅はフィットし身幅も程よく閉まっており着丈も理想の長さだ。(タイトフィットは2017年頃にサイズ変更があり2cm短くなっているらしい、古着で買う時は注意が必要)

    双方を比較すると作りとか革質、雰囲気だと圧倒的にアディクトクローズの方が良いのだが、革ジャンというか服はサイズが命であり、どんなにかっこいい服もサイズが合っていなければ意味がない。アディクトクローズの40も一般的にはおかしくはないのだが、私にとっては少し大きくどうしてもタイトフィットのルイスと比べるとサイズ感では見劣りしてしまう。
    悩ましくどちらも買わずに検討しているここ最近であった。

  • 簡易訴訟する話 3 -訴えの提起-

    前回の続き
    太陽がジリジリと照りつけうだるような暑さの午後、私は霞ヶ関にいた、訴訟を起こす為東京簡易裁判所に来たのだ。入り口は荷物チェックがあり空港の保安検査のようだ…

    前回送った内容証明郵便は不在ということで帰ってきた、送付先の住所は見積書に記載された相手の住所なのだが、内容証明郵便は受取人が留守などでいない場合はポストに不在票が投函され、その不在通知に対し何の対応もなく保管期限を過ぎると差出人に変換されるようだ。

    そうなるとこの住所が出鱈目な可能性も否定できないが、おそらく最初から逃げるつもりではなかったと思うので、ここで相手が何らかの活動はしているはずである。
    非常にめんどくさいのだが実際に現地までリサーチに行ってきた(被害額のたかが知れているのでその時間で仕事をしている方が賢いけど…)
    住所の場所に行ってみると建坪15坪くらいか、2階建ての店舗・工場のような建物があるものの、窓や玄関扉のガラス部分は半透明のビニールシートが裏から目張りされており中は見えない、見た感じ人が住んだり何かしているような気配はない。
    ドアを叩いてみるもドンドンと音がするだけで誰も出てくる気配はない。
    しかし調査すると電気メーターは回っている、近所のお店に聞き込みをすると車の出入りはあるという。そしてポストは誰でも触れるようになっており中を除くとチラシ等は入っていない、おかしい….本来なら私が送付した内容証明の不在票があるはずである。
    もしかすると管理している人間がいて定期的に中を確認しているのかもしれないが他に相手の形跡を発見した!敷地の隅っこに古びた雑誌が捨てられていたのだ、それは輸入雑誌でビンテージフラットトラック系の雑誌だった、その辺の本屋では絶対手に入らないものなのでやつはここに居る、と確信した。
    (居たという過去形なのかもしれないが….)

    今度は内容証明をコピーして普通郵便で送ってみたが当然何の反応もなかった、訴訟前にすることはこれで全てなのでいよいよ訴訟である。

    まず訴状の作成だが、裁判所のHPにテンプレートがいくつかあるのだが、着手金の変換となると近しいものがない、電話で問い合わせてみると、裁判所で書き方を教えてくれるとのことだった、どのみち訴えの提起の為行かなくてはならないのだ。

    初めての裁判所の中は古い役所、といった雰囲気で取り立てて特筆すべことはないが何かしら独特のものを感じた、携帯のキャリアが楽天の場合はちょっと電波が悪い。
    受付票をとり、係員の方が訴状の作り方を教えてくれる、非常に丁寧な方だった
    訴状は修正できるように鉛筆で書いて提出の後チェックされ修正したものを
    2枚コピーをとりそれぞれを正副として提出するが裁判所ではコピーができずB1Fのファミリーマートに行かなければならない。

    一緒に提出する証拠も一部しかなかったのでここでコピーしたのだが、コンビニのコピー機はADFがないので非常にめんどくさい。
    提出した証拠は相手の作成した見積もり、着手金振込みの控え、内容証明のコピー、相手とのメールのやり取りのコピーだ。

    地下には食堂もあった

    結構うまそうだ

    提出の際には収入印紙1000円、郵便切手が5200円!合計6200円が必要だった。
    こちらもB1Fのファミリーマートで買うように案内を受ける。
    50,000の訴えに対し一割を超えているはアホらしいが仕方ない。
    そして6Fで上記を提出すれば、訴えの提起は完了、受付票というものがもらえ終了だ、要した時間は1時間30分くらいだろうか。
    このあとしばらくすると電話にて担当の書記官から裁判(口頭弁論)の日付を通達され問題なければ、原告である私と被告に対し期日呼び出し状というものが発送さる、その紙の下の方に期日請書というものがあるのでそこに記名、捺印して郵送またはFAXで裁判所に返信すればあとはいよいよ裁判となる

    問題は内容証明の時と同じく書留(?)で発送されるのでまた不在となると非常に面倒な事になりそうだ
    続く

  • 簡易訴訟する話 2 -内容証明送付-

    前回の続き
    訴訟を行うことにした訳だが色々と調べると一般的にはまず内容証明にて請求の主旨、この場合は着手金を返還せよという旨を通知してからの方が良いらしい。別に無いと提訴できないということはない様だがここは正攻法かつより相手にプレッシャーをかけたいので送付することにする。
    内容証明とは何か?日本郵政のHPを確認すると以下の通りだ。

    一般書留郵便物の内容文書について証明するサービスです。
    いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかということを、差出人が作成した謄本によって当社が証明する制度です。

    内容証明/日本郵政株式会社

    要するに差出人(自分)が通知人(相手)にいつ何時に、記載された内容の文章を送付したということを日本郵政が証明してくれるのだ、私の請求内容が間違いなく相手に届いているという事が証明され、知らぬ、存ぜぬがなくなり裁判の証拠となる。
    その内容が正しいかどうかは日本郵政の預かり知らぬところだが。
    というわけで内容証明を作成するのだが文字数の制限などがあり窓口に提出するのも面倒なのでオンラインで送付が可能な e内容証明(電子内容証明) というものを利用する事にしてみる。
    これならユーザー登録をしてしまえばwordの雛形をダウンロードして内容を記載しアップするだけで送付が可能、料金はクレジットカードで支払い可能で楽ちんだ。
    内容についてはネット上にテンプレートがたくさんあるのだが着手金の返還というものが何も無かったので色々と調べた上で下記の点を記載した。

    • 差出人、通知人
    • シート作成依頼の契約内容(金額、納品日、契約時期)
    • 納品日を大幅に過ぎた状態で連絡が取れないのは信義則に反する為依頼は無効、取消す
    • 支払った着手金を返還してほしい
    • 返還先の口座番号、名義人、金額
    • 本状到着後1週間以内に入金されない場合は法的措置を取る、及び詐欺として被害届を出す(受理されるはずはないのだが)

    記載した雛形をアップロードして内容確認したら送信は完了する、電子内容証明郵便として1540円かかった。
    内容を載せておくのでもし同じ様な状態の方に少しでも参考になれば幸いだ。

    内容証明
  • 簡易訴訟する話 1 -着手金を騙し取られる-

    やられた!と思ったのは新緑の5月、オートバイで走るには非常に気持ちが良い季節だ。
    私は自分のオートバイ2001年式のHarley-Davidson XL883のシートをとある男にオーダーしていた。
    2ヶ月程前であろうか、ベイツTTシートっぽいデザインで依頼しており、見積りでは約10万円、先方からの依頼で着手金として5万円をすでに入金しておりゴールデンウイーク明けには出来上がるとのことだった。

    しかしながらGW明けになっても何の連絡もない、しばらくは催促するのも悪いと思い連絡はしなかったのだが、流石に痺れを切らし電話をするもプルルという音をたてるばかりで何度電話をしても依頼主の声が聞こえる気配はない。
    そしてシートはいつできるのか、連絡して欲しい旨をメールするもこちらも返答はなかった。

    何か連絡ができない事情があるのかもしれないと思い、さらに数週間待ってみる、金の貸し借りでもそうなのだが催促するというのは物凄くエネルギーを使うもので、催促をするこちらの方が疲弊してしまうものだ。
    そして相変わらず連絡はなく、気がつけば紫陽花が咲き梅雨入り、約束の納期から1ヶ月が経過していた。

    やられたのだ、何かしら事情があるのであれば連絡くらいはできる筈で、正当な理由があるのであれば待つことは全く構わないのだがそれも無い以上、途中で作る気がなくなったのか、そもそも最初から騙すつもりだったのか定かでは無いがこのままではシートは納品されず5万円が返ってくることもないだろう。
    私は憤慨し怒鳴り込みに行こうと考えたのだが相手の住所は栃木であり私は東京、おいそれと行ける距離ではない、また行くしても相手がそのタイミングで居るのか分からないしそもそも手間賃を考えると割に合わない、誠にFu○Kである。
    今まで同じようなことは何度かあり正直忘れて仕事をした方が生産的なのだがそれでは腹の虫が収まらないので着手金を法的な手段で取り返すことを試みることに決めた。

    額的に簡易訴訟なのだろう、勝訴したところで相手がすんなりと払う訳はなく、差し押さえる財産が無いと意味が無いのだが今回は着手金を振り込んだ口座があるのでそこに一抹の望みを賭けるのだ。
    ダメであったとしても、いやおそらくダメであろう、相手に心理的なプレッシャーをかけれれば良いのである、もはや金額はどうでも良くなってきたのだった….

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アディクトクローズ ルイスレザー 簡易訴訟 革ジャン